気象衛星NOAA用 受信アンテナの製作(QFHアンテナ 4)

 

●アンテナの調整

このアンテナは無調整で十分機能します。無理にエレメント長を調整する必要はありません。
設計通りに出来上がれば、VSWR値も中心周波数近辺で1.5くらいになります。
多少マッチングがズレていても、まったく問題ありません。
エレメントの長さを故意に変えたり、設計通りでない場合は、衛星仰角によって深いフェージングを
長く受ける事があります。

 

 

全方向から目視して、エレメント全体が綺麗な螺旋を描くよう整形して下さい。

 

 

 

 

 

 

●プリアンプの設置(オプション)

Hamtronics社製のプリアンプ「LNK-137」
137MHz帯専用の受信プリアンプとして、メーカーから販売されている製品です。
特にアンテナから受信機までのケーブル距離が長い場合に、損失を補います。
プリアンプは給電部になるべく近い位置に取り付けます。

価格の安いガリヒ素FET素子を使って自作でも簡単にできます。
設計する際は、不要な電波まで拾わないよう狭帯域にします。

 

アンテナ直下に取り付ける場合は、防水対策が必要です。
これは金属ケースにプリアンプを収めた状況です。
蓋を閉める際には、乾燥剤を入れて隙間をバスコークで充填します。

 

 

 

 

●アンテナの設置

伸縮ポール先端に取り付けて運用開始!
この種のアンテナは、何度か作っているので問題はないでしょう・・。

中にはQFHアンテナを理想としない考えもあるようです。
If you are using a Quad Helix Antenna read this document.(26 kB Doc)

と、いう事でDCA(ダブル・クロス・アンテナ)も製作してみる事にしました。続く・・・

 

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